前回、障がい福祉サービスの構成、人口動態やその増加状況を確認しました。
障がいをお持ちの方の人口増加を踏まえ、障がい者（おとな）の福祉サービスを掘り下げていきたいと思います。
その中で利用率が伸びている障がい者福祉サービスを見てみましょう。
目次
・利用率が伸びている障がい者施設（18歳～）
・利用率が伸びている障がい児施設（18歳未満）
・利用率が伸びている障がい児施設のまとめ
利用率が伸びている障がい者施設
18歳以上のおとなの障がい者福祉サービス（介護給付、訓練等給付）は大きく分けると5つあります。
①訓練系・就労系：自立訓練（機能訓練）、自立訓練（生活訓練）、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労定着支援
②居住支援系：自立生活援助、共同生活援助（グループホーム）
③施設系：施設入所支援
④日中活動系：短期入所（ショートステイ）、療養介護、生活介護
⑤訪問系：居宅介護（ホームヘルプ）、重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者等包括支援
この中で生活介護、共同生活援助（グループホーム：介護サービス包括型）就労継続支援などの施設の利用率が伸びているいます。
出典：厚生労働省
また、18歳未満の子どもの障がい児福祉サービスでは大きく分けると3つあります。
①相談支援系：計画相談支援、障害児相談支援
②障害児通所・訪問系：児童発達支援（福祉型）、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援
③障害児入所系：福祉型障害児入所施設、医療型障害児入所施設
日中活動系：短期入所（ショートステイ）
その中で、障がい児福祉サービスでは児童発達支援と放課後等デイサービスの利用率が著しく伸びています。
出典：厚生労働省
今回のまとめ
・18歳以上 障がい者福祉サービスは、生活介護、グループホーム、就労継続支援施設
・18歳未満 障がい児福祉サービスは、児童発達支援と放課後等デイサービスが伸びている