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認定こども園|働きやすさを支える職員用空間の設計

  • 執筆者の写真: estyleishii
    estyleishii
  • 2024年3月16日
  • 読了時間: 4分

更新日:9月4日

認定こども園 職員室

働きやすい職員専用空間の設計は、認定こども園で働くスタッフの負担を軽くするだけでなく、子どもたちの笑顔や成長を支える大切な土台になります。

日々忙しい現場だからこそ、「少しでも体を休められる」「気持ちを切り替えられる」「効率よく動ける」環境づくりが重要です。


ここでは、実際の園舎設計で取り入れられている工夫を紹介しながら、働きやすさを支える職員用空間づくりのポイントを解説します。

目次


心理的負担の軽減


保育現場での仕事は、子どもたちへの愛情と献身が求められる一方で、時には大きな精神的負担を伴います。

この負担を軽減するためには、職員が心を休め、リフレッシュできる休憩スペースが必要です。

明るく、静かで、快適な家具を配置した休憩室は、職員が一息つき、心を落ち着けることができる空間となり得ます。


例えば、清潔で落ち着いた洗面所の設計は非常に重要です。

日々の業務の中で、職員はさまざまな状況に直面し、時には精神的なストレスや肉体的な疲労を感じることがあります。

こうした時、清潔で静かな洗面所は、一時的ながらもプライベートな空間を提供し、職員が身支度をしながら心身ともにリフレッシュでき、ほんの数分でも気持ちを整える場として効果的です。


また、心理的な負担を軽減するために、職員間のコミュニケーションを促す開放的な空間も重要です。同僚と気軽に話ができるオープンなスペースは、チームワークを深め、職場の雰囲気を向上させます。



肉体的な負担を減らす工夫


保育職員は一日中立ち仕事をすることが多く、時には物理的な負担が大きくなりがちです。この肉体的疲労を軽減するためには、効率的な業務の流れを考慮した設計が必要です。


例えば、保護者の対応をするエントランスを職員室に近接させることで、移動時間を短縮し、日常業務の負担を減らすことができます。

園児がいるエリアと職員のエリアが適切なゾーニングであることが大切です。


また、効率的な動線計画をされた園舎であれば、移動による身体的負担を軽減し、職員の疲労負担を軽減します。



業務をスムーズにする環境


それぞれの園の運営においては、日々の記録や計画、保護者とのコミュニケーションが重要な役割を果たします。

これらの業務を効率化するためには、適切なオフィス機器と共に、使いやすいレイアウトの作業スペースが必要です。


書類整理やデータ入力、会議のための静かで集中できる作業スペース、書類やパソコンを使った仕事も多いかと思います。

限られた園舎スペースの中でも、作業に集中できるデスクコーナーや、保護者との相談に使える個室を確保すると業務がスムーズになります。


最近では、休憩室にノートパソコン用のコンセント・USBポートやWi-Fiを整備する園も増えています。

「お昼休みに短時間で記録が片付くようになった」といった声もあり、業務効率と休憩の両立が可能になります。


認定こども園 エントランス








プライバシーと安心感の確保


職員用空間の設計においては、プライバシーとセキュリティも重要な要素です。

職員が個人情報を含む書類やデータを安全に管理できるよう、施錠可能なキャビネットやセキュリティシステムを備えたオフィススペースは必須です。


また、職員が個人の時間を大切にできる更衣室やロッカー設備も、プライバシー保護の観点から重要となります。

職員が安心して私物を保管できる環境は、職場での安全感を高め、より集中して仕事に取り組むことを可能にします。



チームワークを育む場


最後に大切なのは「人と人がつながる空間」です。カフェのように気軽に話せる休憩スペースや、立ったまま短時間で打ち合わせができるスタンディングデスクは、自然なコミュニケーションを生み出します。


実際に、こうした場がある園では「小さな工夫を共有しやすくなった」「相談が早く済むようになった」といった声も多く聞かれます。

職員同士が気持ちよく協力できることは、子どもたちへのケアにも良い影響を与えます。




認定こども園 エントランスホール

認定こども園|働きやすさを支える職員用空間の設計

【まとめ】


職員専用空間の設計は、単なる「働きやすさ」を超えて、子どもたちの成長を支える大切な基盤です。

休憩や業務効率化、安心できる収納やプライバシー、そして園全体のチームワークを育む場でもあります。


その一つひとつが積み重なって、職員の笑顔を生み出します。

そして、その笑顔こそが、子どもたちにとって最高の学びと安心を届ける力になるはずです。




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